「ストーン67」の儀式的役割

 現在では目立たないこの石も、かつてはストーンヘンジの儀式において中心的な役割を果たしていたかもしれない。ミーデン教授は、石の表面には明確な彫刻の痕跡があり、古代の石器で意図的に形を整えた証拠だと主張する。また、彼は「石の表面には本物の皮膚のような質感が残されている」とまで述べている。

 しかし、何らかの理由で重さ約20トンの近くの石がこの石の上に崩れ落ち、倒壊してしまったと考えられる。ミーデン教授は、「石が倒れたことで、その特徴的な形が見えにくくなった。さらに、キリスト教社会の影響でこのようなモチーフが避けられてきた可能性もある」と指摘する。そのため、過去500年の間に何百万人もの訪問者がこの石を目にしながらも、その意義に気づかなかったのではないかというのだ。

【衝撃】ストーンヘンジは「男根の神殿」だった!?新たな学説が浮上
(画像=画像は「Daily Mail Online」より,『TOCANA』より 引用)