5000年以上前に建設されたというイギリスのストーンヘンジ。その目的はいまだに考古学者たちの間で謎に包まれている。しかし、オックスフォード大学の考古学者であり、物理学者でもあるテレンス・ミーデン教授が、新たな驚くべき説を提唱した。それは、「ストーンヘンジが男根を象徴する神殿だった可能性がある」というものだ。

巨大な「男根」だった?

 ミーデン教授によると、ストーンヘンジの中心にあったとされる「ストーン67」と呼ばれる石柱は、全長2.6メートル(約8.5フィート)、先端部分は80センチメートルもの長さを持ち、解剖学的に正確な男性器の形状をしていた可能性があるという。彼の分析によれば、古代のブリトン人たちは約20万立方センチメートルもの石材を削り取り、意図的にこの形を作り出したと考えられる。

 現在、「ストーン67」は半ば地面に埋もれて横倒しになっている。しかし、かつてはストーンヘンジの中でも最も重要な位置に立っていたとされる。特に夏至の日の出と冬至の日の入りに正確に対応する位置にあったことが分かっている。このことから、ストーンヘンジは石器時代のカレンダーに基づいた巨大な「豊穣の神殿」であった可能性がある。

【衝撃】ストーンヘンジは「男根の神殿」だった!?新たな学説が浮上
(画像=ストーン67 画像は「Daily Mail Online」より,『TOCANA』より 引用)