何が原因なのか?
感染者の症状としては、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、発汗、首のこわばり、咳、嘔吐、下痢、腹痛が主なものだ。中には鼻血、吐血、黒色便を呈する例もあり、これらの症状はウイルス性出血熱とも一致する。
しかし、ボマテのサンプルはエボラウイルスやマールブルグウイルスの検査で陰性と判定された。また、ボロコとダンダのサンプルも同様に陰性であることが確認されている。
一方で、ボマテの一部のサンプルからマラリアの陽性反応が出ている。マラリアはアフリカ全土で年間数十万人の命を奪う疾患であり、コンゴでも広く流行している。ただし、今回の感染がマラリア単独によるものかどうかは不明である。

(画像=Image by Fractals99 from Pixabay、『TOCANA』より 引用)