それとも、最後っ屁もできずにこのまま霞んで消え去るのか。いずれにしても、このままではフジテレビは駿河湾の深海に沈んでいくだろう。
ダンス上手!?中居くんに対して、私が唯一「スバラシイ出来」と驚嘆したのは、sma劇場の昭和爺爺爺ダンスだ。
しかし、よく見ると彼のダンスパフォーマンスはキレも悪く、腰も全然回っていない。それは体の硬い老人を演じる設定ゆえか。少女時代をパロディ化したメイクと振り付けは見事だが、そこを差し引けば、貧相なパフォーマンスに過ぎない。何のメッセージ性もなく、薄ら寒く感じる。
また、最近の生スポーツ中継での場違いなコメントも同様だ。何をしに来たのかわからない質問やコメントをニヤニヤとする彼の姿には、同じような寒々しさを感じる。
フジテレビと私のデジャブ現在、フジテレビの主要スポンサーが次々と撤退している。1月20日時点で75社以上が降りたと報じられているが、その中に大手石鹸メーカーの名前を見つけて、私は果てしないデジャブを感じた。
私は2011年3月11日の東日本大震災・福島第一原子力発電所事故直後の3月12日、早朝から深夜まで、フジテレビの報道局に詰めていた。最初は安藤優子さんがキャスターをつとめる特番だった。
この頃コマーシャルはすべて「ACジャパン」に差し替えられ、朝から晩まで〝AC ジャパン〜〜🎶〟の爽やかなコーラスが流れていた。
今次の中居・フジスキャンダルから、ACまみれのフジテレビを見て、あーデジャブやなあと感慨した。
3.11のAC嵐は、危機のピークが去っていくように見えるにつれて、やがて時間が経てば、通常コマーシャルが徐々に戻ってきた・・・記憶は定かでないが、月をまたいで4月になればほぼ通常モードになていたような気がする。
その後もフジテレビに私は出続けていたが、その頻度は福島第一原子力発電所事故の話題性の減少とともに減って行った。