福岡から半日以上かけてようやく目的地到着。長かった!
お腹が空いていたのでお風呂の前に食事を頂くことにします。山の中の温泉ということもあって肉よりも野菜中心の料理。どれも胃に優しい。酒粕の入った味噌汁が絶品でした。
わたしが訪ねた日は平日でお客さんもまばら。温泉もゆったり入ることができました。泉質は塩化物泉。湯冷めしにくいので寒冷地にはとてもありがたい泉質です。肘折温泉はカルデラの脇、マグマだまりの上に立地することから平安時代から湯が沸く場所でした。肘を折った源翁がこの地を訪れた際、老僧(地蔵権現)より肘を折った際にこの湯に浸かったところたちまち回復したと教えられたという伝説からこの名がついたと言われています。

大友嘉右衛門さんが江戸時代に始めた旅館だそう。

読書スペースで漫画も読める。短い時間でしたが寛がせていただきました。

こちらが大友屋さんの温泉の源泉だそう。
翌朝、バスは9:50にでるのですが、写真も撮りたいし町も歩いて見たいと思ったので食事を終えると8時過ぎに旅館を出ました。ここでも私の姿が見えなくなるまでお見送りしていただきました。肘折温泉、他の温泉街にはない高いホスピタリティがあります。

向こうの木のてっぺんしか見えない。

湯の神を祀る薬師神社ですが。。。お参りに行けない。
さて、温泉街はというとさすが豪雪地帯。温泉街こそ雪かきされていて歩きやすくなっているものの、道路わきは雪で埋もれています。神社は御覧の通り入れません。
温泉街の脇には最上川水系の銅山(どうざん)川が流れます。川の中央に残された岩の上にも雪の層が積もります。奥の方にはダムもあるんですが残念ながら冬期は徒歩で到達不能。初恋足湯などの足湯も冬場はたどり着けず、散策する場所が限られます。
温泉街の中心に目をひく建物がありました。旧肘折郵便局で昭和12年に建てられた肘折温泉のランドマーク的存在です。2階の上にある謎に高くなった部分と、窓枠が郵便マーク(〒)になっているのが印象的ですね。