7時に開門し、整理券の番号順に釣り人が呼ばれて入場受付場へと吸い込まれていく。74番目に呼ばれた私も受付後、釣り座へと向かうが、やはり大阪側の先端付近に釣り人は集中。一か八かで和歌山側に行くか、大阪側の中央付近に甘んじるかを迫られた。ただ、近況での釣果が今一つの和歌山側では一層厳しいだろうと、大阪側の中央付近に釣り座を構えることにした。その後、大阪側全域が埋まり、続いて和歌山側、最後に陸に近い立ち釣りエリア付近の階段下の順に埋まる。開門後ほどなくして、全域が釣り人でギッシリ埋まった。

開始早々小アジを確保
釣り座には1人1枠の赤い線が引かれているが、左右両隣から圧迫感を感じる狭い区画しか割り当てられない。荷物の量や、釣り竿・エサ・海水バケツなどの手回り品の置き方も重要だ。その準備の良し悪しでその後の釣りがスムーズに進むか、トラブル多発となるかの分かれ道となる。
常連の中にはキャリーカーに巨大クーラーという大量の手荷物を持ち込む猛者もいるが、そうした常連は勝手知った釣り仲間同士で共同戦線を張って、要領よく釣り座を構えている。私達のような一般の釣り人は、手荷物を少なくして、何回か釣行して経験値を積むのが現実的対応と言える。
青物狙いの私は、まずはノマセ釣りの活きエサとなる小アジの確保に専念。幸いなことに、開始早々、竿下サビキで小アジを難なく確保することができた。周りの釣り人達も次々とサビキで小アジを手にしている。真冬にありがちな、誰も釣れずに体も心もお寒い状況が釣り場全体に漂う事態には至らず、釣り場は明るいムードになっていた。
潮流の速さに悪戦苦闘
活きエサとなる小アジは十分な数を確保できたので、ノマセ釣りに転じたいところ。しかし、この日釣り人達に立ちはだかったのが、とっとパークならではの潮流。