ロボット開発企業「Clone Robotics」(以下、クローン社)は、彼らが開発した人型ロボット「Protoclone」の全身を公開しました。

Protocloneは、従来のロボットとは異なり、人間の筋肉や骨の構造を再現することを目的としています。

人工筋肉で動くこのロボットは、どこか不気味で、見る人に恐怖心を抱かせます。

目次

  • 人工筋肉を使用した「クローンハンド」技術の進展
  • クローンハンドから全身へ!宙吊りにされた人型ロボット「Protoclone」を公開

人工筋肉を使用した「クローンハンド」技術の進展

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人間のように物をつかめる / Credit:Clone(YouTube)_Anthropomorphic Clone Hand grasping different objects(2022)

クローン社は以前、「クローンハンド」と呼ばれるロボットの手を開発し、大きな注目を集めました。

このクローンハンドは、人間の指の動きを再現するために人工筋肉と人工腱を利用しており、薄いスキンをまとった姿は、人間の手とほとんど変わらないシルエットになっていました。

当時公開された動画には、そのクローンハンドが、まるで人間のように、様々な重さや形状の物体をつかむ様子が映し出されています。

この人間らしい動きの秘密はロボットハンドの自由度(手や足を動かせる方向)にあり、クローン社によると、「人間の手にある27の自由度すべてが含まれている」ようです。

このクローンハンドは、「リアルな人型ロボット」の登場に対して、私たちの期待を高めました。

クローン社が開発する「人間そっくりのロボットハンド」