門前町で随分寄り道してしまいました。いよいよ太宰府天満宮の境内に入ります。祀られているのは菅原道真公。和歌、漢詩などで秀でた才能を持っていたことから学問の神として崇められ、受験生など多くの学生が参拝に訪れます。

道真公は大宰府に左遷させられた2年後、903年に亡くなっていますが、彼の亡骸を運ぶ牛がここで足を止めて動かなかったことからこの地に彼を祀る神社を建てたのが太宰府天満宮のはじまりといわれています。

右から左に向かって、過去から未来に続いてゆく。

本殿に至るまでに、心字池にかかる3つの橋・太鼓橋を渡ります。3つの橋はそれぞれ過去、現在、未来を現し仏教の三世因果の教えを具現化したものです。

橋を渡り、朱の楼門をくぐればいよいよ本殿に到着します。が、その本殿、今は2027年の式年大祭に向けて124年ぶりとなる大改修工事中。2026年までは仮本殿がその代役を務めているのですが、それがなかなか斬新な姿なのです。

屋根に木が生えてる!

目の前に現れた仮本殿。なんと屋根の上に木が生えています。これまでの神社の本殿のイメージとは全く異なるデザインです。近江八幡のクラブハリエの「ラコリーナ」を思い出してしまいました。

ラコリーナ(近江八幡市)

設計は2025年の大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーも務める藤本壮介氏が率いる藤本壮介建築設計事務所。道真公を慕う梅の木が一夜にして大宰府まで飛んできたという飛梅伝説に着想を得て具現化されたデザインです。デザインから仮本殿の建設に至る過程は宝物殿で詳しく紹介されているので興味のある方はそちらにも足を運んでみるといいと思います。

屋根の上だけで生態系できそう。

横から。よく落ちてこないなぁ、と感心。

仮本殿だけでなく、神社を囲む建物からも大木が飛び出していました。

梅の蕾は固く春まだ遠い

さて、2月となればそろそろ梅が咲き始める時期。昨年2月に梅まつりに行ったときはきれいに梅が咲き誇っていました。それを期待して太宰府天満宮を訪ねたのですが、今年は寒い日が続いたこともあって開花が遅れていました。