お金持ちの脳は、感情に流されず、冷静に考える習慣を持っています。
買い物をする際に 「これは本当に必要か?」 と一度立ち止まるだけでも、浪費を防ぐ効果があります。
さらに、
- 24時間ルール(購入前に一日考える)
- 予算を決める(毎月の支出をあらかじめ決める)
といった習慣を取り入れることで、より前頭前野を活性化できます。
③ 投資の「小さな成功体験」を積む
お金の管理が苦手な人でも、少額の投資から始めることで、脳の報酬系が「貯める・増やす」ことに快感を覚えるようになります。
例えば、
- 毎月1000円の積み立て投資を始める。
- 少額でも資産が増える体験をする。
- 「お金を増やす」ことが楽しいと感じる。
このようなポジティブな経験を積み重ねることで、 自然と貯蓄や投資の習慣が身につく のです。
投資とは何かを考える
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ここまで投資、投資と繰り返してきましたが、そもそも投資とはどういうものなのでしょうか?
現代では資産を投資に回すという考え方をする人は一般的になってきました。
しかし、皆さんはいざ投資をしようというとき、その投資先をどのように決定しているでしょうか?
多くの場合、投資をする際には、単に過去の業績や現在の市場価格から判断して、堅実に成長している会社を良い会社と判断して投資する場合が多いかもしれません。
これは正しい判断ですが、投資を行う場合、過去の実績や現状だけでなく、将来の変化を見据える視点 が重要になります。
例えば、トヨタ自動車は世界的に成功したメーカーの一つですが、現在の電気自動車(EV)推進の流れを考えると、将来の市場において不確実性が高まっているとも言えます。
従来、トヨタの強みは、複雑なガソリンエンジンの効率的な製造技術や流体力学を活かしたシミュレーションにありました。
しかし、EV市場では、そうした技術があまり必要とされません。
電気モーターの回転にはガソリンエンジンのような複雑さはなく、EVでは基本的にモーターから直接駆動輪へ動力を伝えることができるため、従来の自動車業界で培われた複雑な多段変速技術(トランスミッション)も不要になります。