死因は何だったのか?

 専門家によると、モレイラ君は 空気塞栓、感染症、またはアレルギー反応によって命を落とした可能性がある。ブラジルの医師ルイス・フェルナンド・D・レルヴァス氏は「この液体の作り方や、どれほどの異物を体内に注射したのかは不明だ。しかし、注射器内に空気が残っていた場合、それが血管に入り込み、命に関わる状態を引き起こすこともある」と警鐘を鳴らしている。

 また、捜査当局は敗血症性ショック(体内の毒素が原因で臓器が機能不全に陥る症状)も考えられるとして、少年の死因を詳しく調査中だ。父親が自宅を掃除していた際、彼の枕の下から使用済みの注射器を発見したことから、警察はこれを重要な証拠として分析を進めている。