2021年、Googleマップの衛星画像に映し出された黒い三角形の謎の影が、インターネット上で大きな話題を呼んだ。奇妙な地形に隠されたその正体とは何だったのか――。

「太平洋にブラックホールが出現」ネット上で広がる憶測

 2021年、Googleマップの衛星画像に、太平洋のど真ん中に存在する不可解な黒い三角形の影が映し出された。この異様な画像はSNS上で拡散され、「地球の内部へ続く深い穴ではないか」「政府の極秘軍事施設が隠されているのでは」といった奇妙な憶測が飛び交った。

 最初にこの画像を投稿したのは海外掲示板「Reddit」のユーザーだった。投稿には「これは島である」と明記されていたが、ネット上ではさまざまな仮説が持ち上がり、一部のタブロイド紙もこの話題を取り上げたことで、さらに議論が加熱した。

 しかし、すぐにこの「ブラックホール」の正体は明らかになった。BBCによると、この黒い影は南太平洋に浮かぶキリバス共和国の一部を構成する「ヴォストック島」であることが判明したのだ。

Googleマップがとらえた太平洋の“ブラックホール”!?謎の影の正体とは・・・
(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)