写真が示すものは宇宙人か、それとも…?
しかし、この写真の信憑性には疑問の声も多い。最大の問題は、遺体の姿に異星人らしさがほとんど見られないことだ。体の比率は完全に人間のものであり、特異な点といえば皮膚の質感と頭部の形状くらいである。しかし、これらの特徴も単なる死後の変化、火傷、あるいは皮膚の欠損によるものとも考えられる。
さらに懐疑的な調査では、この写真が1920年代の医学部で撮影された解剖実習の一場面である可能性が浮上した。当時、医学生や医師は遺体とともに記念撮影をする習慣があった。それらの写真の中には、現代の感覚では不適切とも思えるような演出が施されたものもあり、遺体にふざけた名前を付けることすら珍しくなかったという。

(画像=19世紀初頭には解剖の様子を撮影することは珍しくなかったという 画像は「Espacio Misterio」より,『TOCANA』より 引用)