YouTubeやTikTokなどで時折見かける、DIYの排煙ダクトで焼肉を楽しむ動画。特に賃貸物件に住んでいる方の中には、部屋ににおいが付いたり、脂ののった煙で壁紙を汚してしまったりすることを避けるために、我が家でも取り入れたいと考えている人がいることでしょう。

 しかし、専門的な知識を有していない場合、思わぬ事故を招いてしまうことも。東京消防庁公式Xが注意を呼び掛けています。

 投稿に添えられた画像に写っているのは、全焼したキッチン周りのようす。床や天井まで真っ黒になってしまっていることが、その凄惨さを物語っています。

流行中のDIY排煙ダクトで火災発生 東京消防庁が注意喚起
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 東京消防庁のポストによると、「実際に自作したダクトで焼肉中に、肉の脂から上がった炎が、ダクトの凹凸部分にたまった油脂に着火し火災となっています」とのこと。そして、その危険性に対し「取扱いには十分注意してください」と呼び掛けました。

流行中のDIY排煙ダクトで火災発生 東京消防庁が注意喚起
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 YouTube等で紹介されているDIY動画では、作り方や使用感について述べているものがほとんど。使用後の清掃やメンテナンス、火災の可能性があることや対策まで言及している動画はほとんど見受けられません。

 過去には焼肉店においても、ホルモンなどから出た脂がダクト内に付着・蓄積し、そこに引火したという事例も発生しています。もしも排煙ダクトをDIYする場合は、こうした危険と常に隣り合わせであると認識し、使用後は必ずメンテナンスを行うようにしましょう。

<参考・引用>
東京消防庁(@Tokyo_Fire_D))

(山口弘剛)

提供元・おたくま経済新聞

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