「ATでも半クラできますよ」まさかね……

(画像=©hanjosan/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
同じ教習生でも、車についての知識は人それぞれ。とくに、MT免許で通っている人と、そうでない人との間には、運転をめぐる「常識のギャップ」が生まれることもあるようです。
「MTで実技教習を受けているときに、教官から聞いた『半クラ』についての小話が印象に残っています。
AT限定の教習生の話なのですが、教官がその人に『ATは半クラという操作がないから、だいぶ楽なんだよ』と話を振ると、なぜかその人は自信ありげに『ATでも半クラできますよ』と答えたそうなんです。
教官は不思議に思い、やって見せるように言うと、その教習生はそっとハンドルの真ん中に手をかけ、優しいタッチで「ファンッ……」とクラクションを鳴らしたのでした」(20代男性・公務員)
半クラッチはMT車を発進させる際の要となる操作であり、多くのMT免許取得者にとって、スムーズに車を動かすうえでの大きなハードルとして認識されています。しかしここでは、「半分だけクラクションを鳴らす」という意味に解されてしまったようですね。