実はフィッシャー・スペースペンは私たち民間人も購入できますが、1本1万円以上するものが多いです。
お財布に余裕のある方は、こちらのPellePennaをご覧ください。
2023年現在はどうなっている?
フィッシャー・スペースペンは今も現役で活躍していますが、技術が発達した昨今では、宇宙飛行士にもより多くの選択肢があります。
例えば、木製ではなく機械式の鉛筆、つまり「シャーペン」を使っているクルーもいるそうです。
それでも黒鉛のゴミが出ることに変わりありませんが、今では技術の進歩により、船内に高性能の濾過システムが搭載されており、そこで潜在的に危険な粒子や破片を効率的に取り除くことができるという。
さらに現代人はわざわざペンで書かなくても文字を残す技術をすでに手にしていますね。
そう、タブレット端末です。
現在はマニュアルも船内作業の手順書もタブレット端末で見ることができ、宇宙飛行士たちはタブレットを使ってスケジュールや作業手順を確認しながら、日々の活動を行っているそうです。

このように地球とは環境の異なる宇宙空間では、ペン一本にも慎重になる必要がありました。
ちょっとしたゴミによる機械の故障や誤作動のせいで、クルーたちの命が失われかねないからです。
地球のルールが通用しない宇宙において人類はあらゆる物に気を配らなければなりません。
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参考文献
Why Wouldn’t NASA Want to Use Pencils in Space? Here’s The True Story
https://www.sciencealert.com/why-wouldnt-nasa-want-to-use-pencils-in-space-heres-the-true-story