それでもスリリングなやり取りで輝のタモに収まったのはなんとか70cmオーバー。この界隈ではまだまだのサイズだが、このタックルには面白い。

とりあえずこのタックルでも1尾取れ、なかなか浮いてこないヒラマサにもていねいに仕掛けを打ち返している輝にタックルを渡して、私はさらにライトなタックルにチェンジする。

70cm級青物連続ヒット

昨年、次男がヤズ狙いで使っていたら97cmを上げてしまったタックルで、DXR165に全層セミフロートSPインパルス3号を巻いたトーナメント3000SH‐LBD。ハリスは5号、ハリは夜尾長グレ9号を結ぶ。ここまでくると持ち重りもせず疲れも全然違う。

「仕掛けを細くするとやっぱりアタってくるんですね~」。このアタリは残念ながらハリ外れ。さらに続けて本命のアタリを拾う。次はしっかりハリ掛かりして5分近くやり取りをしたものの、ミチイトから飛ばされてしまう。ドラグはしっかり働いていたようだが、ちょっとデカ過ぎた。

輝も尾長タックルで本命のアタリを拾い、6号ザオとのやり取りの違いを楽しみながら70cmクラスを2尾追加した後、さらに強烈なアタリで指を弾かれた。最初は初速にびっくりしていたが、今回はレバー付きのリールなので体勢を整えてやり取り開始。

レバーをうまく使って引きに対応しながら浮かせ、タモに収まったのはなんとか80cmアップの納得サイズでニンマリ。同じタックルで40cmアップのクロに50cmアップのマダイまで釣り上げて大満足の様子。

60cm超えマダイ浮上

私も「もう1尾なんとか釣りたいな~」と、思っていたところに指を弾くアタリ。アワせてベールを戻すと、サオ先が海面に突き刺さる。それでもレバーとサオ尻をギュっと握りしめてロッドを起こしながらロッドの角度をキープ。のされたままだとラインが負けてしまう。

細いタックルだと最初の走りは走らせた方がいいとは知っているが、ラインを出すのは怖い。ロッドを立てるだけの最小限のライン放出で済ませて、ロッドの角度で走る向きを変えていく。なんとか走りが治まったので、ガシガシ巻き込んでロッドを起こしながら間合いを詰めていく。

沖磯でのカゴ釣りで80cm超えヒラマサに大型マダイもキャッチ!【長崎・大瀬戸】60cm超えマダイ浮上(提供:週刊つりニュース西部版APC・平山康弘)