CH-47は国産をやめて輸入に切り替える。そのほうがコストも安いです。どうせ川重のヘリ部門が将来発展することもなく今後も延々と税金を食いつぶすだけですからCH-47は輸入に切り替えて、そのかわりオフセットで言って比率のボーイングのCH-47の仕事を振ってもらう。別にこれは川重でなくてもよい。

同様に陸自のUH-60の後継も米国から最新型を輸入する。

時代遅れで速度も遅いUH-2の調達を停止して、エアバスアメリカからUH-72を調達する。

ヘリに関してこれらを実施すればメーカーも自主的に再編を行わないとならないでしょう。嫌ならやめればいいんです。将来にヘリ産業として自立するつもりもなく、延々と防衛省に寄生して税金を食い散らかすだけのメーカーは潰して、そのリソースはカネを稼いで税金を払える分野に振り向けるべきです。

更に無線機なども規制を見直して米国製を大量に導入すればいい。同様に防衛産業再編の呼び水になるでしょう。

大量に米国から調達を決めれば、トランプは文句を言いませんよ。無理して借金軍拡すれば、その後財政難になって米国からの調達は大幅に減るのとどちらがいいですか、ということです。

【Kindle出版】 昔書いた「防衛破綻」「専守防衛」がKindle化されました。順次他の電子媒体でも発売となります。 電子版向けのまえがきも追加しております。15年ほど前の本となりますが、防衛議論の基礎データとしてご活用いただければ幸いです。

防衛破綻 – 清谷 信一

専守防衛 – 清谷 信一

財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料 防衛 防衛(参考資料)

財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料 防衛 防衛(参考資料)

編集部より:この記事は、軍事ジャーナリスト、清谷信一氏のブログ 2025年2月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、清谷信一公式ブログ「清谷防衛経済研究所」をご覧ください