今後国債の利率は上がります。予算の中での国債費は上がっていきます。政治家や有権者は政策に金がかかるというアタリマエのことを忘れています。だからこの国家財政が危機的な状態で高校無償化やふるさと納税こと故郷脱税を歓迎する。

無償化ではなく税金化です。更に申せばカネがないので国債化です。将来に国民が税金として負担します。恐らくここ数年の間に世論もどれだけ財政赤字が巨額で、どれだけ予算を圧迫するか理解していくでしょう。

その状態でどんどん国債すれば、円の信用は毀損されてさらなる円安になります。ぼくは今の5か年計画の平均8.6兆円でも過大だと思っています。せいぜい7兆円前半が適正レベルです。できれば6兆円台に戻すべきです。

隊員も募集しても集まらない、であれば自衛隊も26万人からダウンサイジングすべきです。陸自は16万人を10万人程度に削減し、海自の艦艇も3~4割は削減すべきです。水兵の不足で動かない船がいくらあっても戦力になりません。

防衛費を増やさないとトランプが怒るという人がいますが、それは対応次第でしょう。防衛費を下げても米国からの調達を増やせばいいんです。

P-1の調達をやめてP-8を20機、MQ-9Bを更に10機ほど調達して対潜任務用のパッケージも調達する。維持費はバカ高く、稼働率が低いP-1を用途廃止にすれば防衛費は大きく浮きます。

早期警戒機としてウエッジテールを現用のAWACS、E-767とE-2Dの更新として12機ほど調達する。E-767は輸送機として民間に転売して、E-2Dも転売すればいいでしょう。

C-2も退役させる。どうせ16式や19式を空輸というファンタジーを諦めれば、他国の輸送機の下手すれば1桁高い運用費を払い続けるのは馬鹿げています。

C-130Jを30機調達してそのうち20機は空中給油型にして、陸空のチヌークなどにも空中給油機を装備する。また3機は特殊部隊用にする。更にC-27を12機調達する。どうしも海外任務などで大型機が必要ならC-17の中古でも買えばいいでしょう。