ヒップポイントを後方に50mm、上方に20mm移動して居住性をUP

ついに発売された5ドア版ジムニーの魅力とは?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
ついに発売された5ドア版ジムニーの魅力とは?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)
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(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

後席は、座面も背もたれも厚さを増し、シートサイズも拡大。スライドこそしないものの、背もたれはリクライニングが可能で、座り心地や姿勢の自由度も大きく向上しています。

またヒップポイントは50mm後方に下がり、膝まわりの余裕を生み出しています。

くわえてヒップポイントを20mm高めたことで、前席見晴らし性も改善されているなど、非常席の域を出ない印象のシエラの後席よりも、快適性が格段に高まっています。

さらに、車軸の上に後席が乗っているためシートの両サイドにタイヤハウスの張り出しがあるシエラにくらべて、ホイールベースの伸ばされたノマドでは、タイヤハウスの張り出しが荷室側に移動したことで、後席左右間の距離は+90mmとなり、横方向にも余裕が感じられます。

ついに発売された5ドア版ジムニーの魅力とは?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

荷室も広くなっています。荷室長は590mmで、シエラよりも350mm長くなり、4人家族で2泊程度の荷物を積み込むには必要十分な広さが確保されています。

ただしシエラでは後席の背もたれを前方に倒せば大きくフラットな荷室を確保することができたのに対し、ノマドでは後席のデザインが変わったことで荷室床面とシート背面に段差が生まれるようになりました。フラット化は、純正アクセサリーで対応します。

またシエラにあったラゲッジアンダースペースはなくなり、その場所にはジャッキなどの工具類が収まるのみとなっています。