彼らは凶暴なオオカミと直接戦うことになりますが、オオカミたちは容赦なく牧羊犬の首や足を狙ってきます。

この投稿画像では、牧羊犬とオオカミの戦いの後の様子が映し出されています。

必死に戦った牧羊犬を羊が慰めているようにも見えます。

このような状況は、スパイク付き首輪であるウルフカラーがいかに重要であるかを示しています。

もともとトゲトゲ首輪は、戦うイヌたちを保護するための「実用性に特化したアイテム」だったのです。

しかし、現代のほとんどのケースでは、飼い犬が命がけで戦うことはありません。

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現代のスタッズ付き首輪は「戦う犬」のなごり。見た目重視。/ Credit:Canva

そのため首輪の目的は、制御とファッションが主であり、「トゲトゲの付いた首輪」も実用性ではなく見た目を重視するものへと変化しています。

たまに見かけるスタッズ付き首輪のルーツは、「命がけで戦うイヌの保護」にありますが、今は単なるオシャレのために作られることがほとんどです。

そのため、危険性や攻撃性を排除した素材で作られることが多く、愛犬を飼い主好みの見た目にしたり、番犬をより強く見せたりするために使用されています。

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参考文献

A Brief History of the Dog Collar
https://www.worldhistory.org/article/1605/a-brief-history-of-the-dog-collar/