見た目は普通ですが、触れたことを「死ぬほど後悔する」植物が存在します。
それは、オーストラリアに生育するギンピ・ギンピ(Gympie-Gympie)です。
ある人は、ギンピ・ギンピがもたらす痛みについて、「想像できる中でも最悪の痛み」「酸で焼かれるのと同時に感電するような痛み」と表現しています。
このギンピ・ギンピに関しては、「その葉をトイレットペーパー代わりに使用した軍人が痛みのあまり自殺した」なんて逸話も残っているほどです。
本記事では、死にたくなるような痛みをもたらすギンピ・ギンピについて解説します。
目次
- 「刺す木」ギンピ・ギンピ
- ギンピ・ギンピに刺され、死にたくなるほどの痛みを味わった人たち
- ギンピ・ギンピの痛みの原因と応急処置
「刺す木」ギンピ・ギンピ
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ギンピ・ギンピ(学名:Dendrocnide moroides)は、オーストラリア北東部に生育しているイラクサ科の植物です。
1mほどの低い木であることが多く、ギザギザとした葉が備わっています。
その一般的な見た目とは裏腹に、ギンピ・ギンピ全体は刺毛で覆われており、非常に強い毒性を持っています。
それがもたらす痛みは尋常ではなく、誤って触れた人たちを「死ぬほど痛い」と感じさせます。
オーストラリアにはギンピ・ギンピの逸話が数多くあります。
- ギンピ・ギンピに刺された馬は、発狂し2時間以内に死亡した。
- 刺された馬が断崖絶壁から飛び降りた
- 林業労働者たちは手に負えない痛みを和らげるために泥酔している
このような神経毒ゆえ、ギンピ・ギンピは「世界で最も毒の強い植物の1つ」とされています。
そしてこれらの逸話に登場する表現は、実際の体験談と比べても決して大げさなものではありません。
ギンピ・ギンピに刺され、死にたくなるほどの痛みを味わった人たち
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