それに対してロードマップとは、プロジェクト全体における計画です。ロードマップのなかにマイルストーンが記載されると理解しておくとよいでしょう。

ロードマップの種類は2つ

ロードマップにはプロジェクトロードマップとプロダクトロードマップの2種類があります。

プロジェクトロードマップとはロードマップの基本的なフォーマットであり、プロジェクト全体の計画をまとめた工程表です。

対してプロダクトロードマップはその使用用途が製品開発に絞られており、製品開発における方針や開発範囲、特性や具体的なタスクが記載されています。

企業において一般的に使われるロードマップとは、プロジェクトロードマップを指すことが多いと覚えておきましょう。

ロードマップ作成の目的・メリットとは?

ロードマップを作成すると以下のようなメリットがあります。

目標と期日が明確になる メンバーの足並みがそろう 進捗を確認しやすくなる

順に解説します。

目標と期日が明確になる

ロードマップには、プロジェクトの目標や期日が明記されます。

ひとつのロードマップを社内で共有するため、具体的に達成するべき成果や期限がすべての従業員にとって明らかになり、目標を達成するための行動を考えやすくなるでしょう。

例えば「〇月末日までに売上を〇〇万円にする」という目標があった場合、現状で何が足りていないのか、どのような選択肢をとると実現するのかをそれぞれが考えやすくなります。

すると、作業効率の向上が期待できるでしょう。

メンバーの足並みがそろう

プロジェクトに関する目標や中間地点などの情報や資料を一部の人、例えば管理職のみが持っていると、チームメンバーは現状の進捗や求められる質を達成しているのかを判断できなくなってしまいます。

対してロードマップがあると、どの従業員が見ても客観的に質や進捗、今後起こりうる課題を把握が可能です。

他のメンバーと解決策を話せたり、未達成を防ぐための具体的な意見が出せたりと、同じ目標に向かって協働できるでしょう。

進捗を確認しやすくなる