この記録には過去20年間に収穫された蜂蜜の量が記載されているという。

調査の結果、ニアサ地域には約500人の蜂蜜ハンターがおり、彼らは全体で毎年約1万4000リットルの蜂蜜をノドグロミツオシエの助けを借りて採集していることが判明。
そして収穫された蜂蜜全体の実に75.6%がノドグロミツオシエとの協力で得られていたのです。
収穫された蜂蜜は地元民によって食されるだけでなく、販売もされており貴重な収入源となります。
そのため、飢餓や貧困、失業率が高いニアサ地域において、ノドグロミツオシエは地元民が生きていく上で欠かせない大切な存在となっていることが明らかになりました。
広範な養蜂が行われている他国の地域とは異なり、ニアサでは人間とハニーガイドの関係が今も強く維持されています。
アフリカの蜂蜜ハンターたちは野生の鳥と協力するという、美しい自然の調和の中で暮らしているのです。
こちらは蜂蜜ハンターとノドグロミツオシエの協力関係をまとめたもの。(音量に注意してご視聴ください)
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参考文献
Honey hunters in Mozambique use honeyguide birds to locate 75% of their harvest, study finds
https://phys.org/news/2025-02-honey-hunters-mozambique-honeyguide-birds.html
A sweet example of human and wild animal collaboration
https://www.eurekalert.org/news-releases/597547