こうした状況の中、台湾の大手電子機器メーカーでEV事業にも参入している「ホンハイ精密工業(フォックスコン)」が日産に関心を示していると報じられています。これについて、日産の内田誠社長は「ホンハイ側の経営陣と直接協議したことはない」としながらも、「単独で生き残るのは厳しい状況であり、新たな提携先を探す可能性は排除しない」との考えを示しました。

ホンダと日産の経営統合は、戦略の違いや社内の反対意見、信頼関係の悪化によって実現には至りませんでした。特に日産は深刻な業績不振に直面しており、大規模なコスト削減と再建策を進めながら、新たなパートナーを模索することになりそうです。