スイスの不思議な国民的ドリンク「リベラ」
最後にご紹介するのはスイスを代表するドリンクです。この国にはちょっと不思議な"国民的代表飲料"があるのです。その名は「リベラ」。見た感じは普通の炭酸飲料といった感じ。
スーパーやキオスクなどの店で見かけるのはもちろん、レストランやカフェでも必ずと言って良いほど置いてある飲料で、多くのスイス人が「健康に良い!」と信じているとかいないとか。というのもリベラは"牛乳入り炭酸飲料"だからなのです。
厳密に言えば"牛乳"というより「乳清」入り、といった方が正しいのですが、この乳清は、牛乳から乳脂肪分などを除いたあとに残る薄い白っぽく濁った水溶液がそれ。ヨーグルトなどの容器を開けると、上の方に上澄み液のようなものがありますが、あれが乳清です。
味は普通の炭酸飲料で、ミルクっぽい味は特にしません。
実はこのリベラ、1980年前半に日本でも販売されていた時期がありました。しかし、当時の日本人にはあまり受け入れられなかったようで、残念ながら2年ほどで販売停止になってしまったのだとか。
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<リベラはどこの小売店やレストランでも販売されています>
まとめ
チーズ料理でもチーズなし料理でも、スイスの伝統料理は日本人の胃には重ためのものが少なくありません。冬は寒く、そしてアルプスなど大自然があり、酪農業も盛んなことから、栄養価の高い食事が重宝されるのでしょう。
とはいえ、日本人の口に合う料理も多いので、スイスへ来られた時はぜひ色んなスイス伝統料理を味わってみてくださいね。
※この情報は2025年1月現在のものです
文・写真・小島瑞生/提供元・たびこふれ
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