秋~冬期間限定のごちそう「ジビエ」
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<シカ肉のステーキをシュペッツレ、梨、赤キャベツなどと共にいただきます>
さて今度は、スイスの秋~冬にかけての期間限定料理、ジビエです。
日本でも近年健康食として、鹿やイノシシなどのジビエ料理を推奨する動きがありますが、まだ容易に手に入りにくい、ナゾ食材といったイメージを持つ方も少なくないようです。
スイスではジビエが秋の風物詩となっており、この時期はスーパーマーケットや精肉店でジビエ肉が買え、またレストランでも<ジビエ始めました>といった看板が出たりします。それほどスイスの人たちにとってジビエは身近な存在なのです。
ジビエはごちそうで、しかも人気料理。そのため秋の週末はレストランでジビエ料理を堪能する人も多いです。低脂肪、低カロリーで鉄分やビタミンB群などのミネラルを豊富に含む食材であることもあり、健康のため意識してジビエ肉を食べると言う人もいます。
南ドイツ発祥で、スイスでも人気の卵パスタ「シュペッツレ」や梨、栗、赤キャベツなどを付け合わせとして食されることが多いです。
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<秋には、スーパーなどでもジビエ肉が並びます>
名前の由来はスイスのあの町?「メレンゲ」
スイスには名物デザートやスイーツもたくさんありますが、メレンゲもその1つ。そう、あの卵白と砂糖を泡立てて作った口当たりの軽く、甘いお菓子です。
そして「メレンゲ」の名前はスイスのある場所が由来になっている、なんて話も。その場所とは、ベルン州の山間部にあるマイリンゲン(Meiringen)という、人口4800人ほどの小さな村。
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<フレーバーもいろいろ、スイスの美味しいメレンゲ>
なんでも17世紀ごろ、この村でイタリアからの菓子職人ガスパリーニがメレンゲなるものを初めて作ったからだそうなのですが、その証拠となる文獻は二度の世界大戦で消失してしまったのだそう。
現在でもメレンゲはマイリンゲンの名物となっていて、小さな村の通りにはメレンゲを販売するお店がいくつかあります。またマイリンゲンだけではなく、他地域でもご当地名物のメレンゲが作られているので、メレンゲ好きな方は食べ比べてみるのもアリかも。