■標識設置の経緯に納得

ポスト投稿主・松村さんは、標識発見時の心境について「規制された高さの『1.8m』という数値が、妙に身長っぽくて面白いと思いました」と、振り返る。

確かに、道路法で定められた車高の一般的制限値は3.8mであり、こちらと比較すると「1.8m」は、確かに高身長だが決して珍しすぎる高さではない…という、絶妙な数値ではないだろうか。

しかし、こちらの標識はもちろん「(1.8m以上の)市長の通行を禁止する」ものではない。

「身長180cm以上の市長は通行禁止」標識にツッコミ相次ぐも… 現市長は「180cm未満」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

標識の詳細について、 いちき串木野市役所・都市建設課の担当者は「当該標識の先にあるJR鹿児島本線の桁下を通過できる車両の高さを示すものであり、下記の『いちき串木野市長』の標記については、道路管理者を示すものです」と説明する。

つまり、同標識は管轄警察との協議の結果、同市が設置したもので、「いちき串木野市長」という表記は車種の指定ではなく、道路管理者を意味しているのだ。