今年5月に33歳を迎える福田。自身のInstagramで謝罪と同時に現役続行の意思を表明したが、応援する声はわずかで、ほとんどが厳しい声で埋め尽くされている。

“再犯”とあって、福田が日本国内でサッカー選手として活動することはほぼ不可能だろう。前述の道渕は事件後、韓国2部の忠南牙山FCに活躍の場を求めたが、現地の女性団体が抗議デモを行い、クラブもこれに屈する形でたった3か月で退団となった。

“札付き”となった福田の獲得に動く海外クラブがすぐに現れるとも思えず、現実的に考えて福田が選手を続けるには、相当なマイナー国への移籍を覚悟しなければならないだろう。もちろん、福田がしたことは許されるものではない。今回の中絶トラブルも、湘南在籍時のセクハラ行為も女性蔑視を通り越して、その性癖は気持ち悪さすら感じさせ、もはや“つける薬無し”といった印象だ。


源田壮亮 写真:Getty Images

プロ野球界の女性スキャンダルと対応

福田の報道とほぼ同時期に、元乃木坂46の衛藤美彩を妻に持つプロ野球・西武ライオンズの源田壮亮内野手の不倫疑惑が『週刊文春』により報じられた(小学館の媒体から発せられたニュースが発端だった)。

源田はキャンプ入りを前にした1月12日に謝罪会見を行い、自らの不倫を認めるとともに謝罪。これに対し球団側は、「家庭内での問題」としお咎めなしとした。

昨年末から今年にかけ、源田に加え、横浜DeNAベイスターズの東克樹投手、広島東洋カープの田中広輔内野手、東北楽天ゴールデンイーグルスの小深田大翔内野手が、次々と“文春砲”を浴び不倫を暴露されている。しかし、何らかの処分が下されたという話は聞かない。何事もなかったかのように、キャンプに参加しグラウンドに立ち続けている。

2023年、当時西武ライオンズの主砲だった山川穂高内野手に至っては、強制性交容疑で書類送検され球団側も無期限の出場停止処分を科したが、嫌疑不十分で不起訴となるとすぐに処分を解かれた。にも関わらず、その年のオフに山川はFAで福岡ソフトバンクホークスに移籍。ライオンズファンから“恩知らず”と大ブーイングを浴びる中、本塁打と打点の2冠に輝き、ホークスのパ・リーグ制覇に大きく貢献した。