(※ただ人体内で完全に分解させるためには素材を追加で工夫する必要があるようです)

実際、今回のロボットアームは、柔軟性とセンサー機能を併せ持ち、人体内での医療処置や微細な作業環境での使用にも応用できると期待されています。

生分解性素材の採用が、環境負荷の少ない持続可能なロボット社会の実現に貢献するだけでなく、人々の生活や安全を守る新たなソフトロボティクスの可能性を切り開く重要な一歩となるでしょう。

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元論文

Biodegradable origami enables closed-loop sustainable robotic systems
https://doi.org/10.1126/sciadv.ads0217

ライター

川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。

編集者

ナゾロジー 編集部