結局「Galaxy S25をソフトバンクで買う」のはオトクなのか

 結論を言えば、「とにかく激安でスマホを持ちたい」という方には、この「月額3円」のキャンペーンは向いていない。実際には数万円の支払いが発生するからだ。しかし、「月額3円には裏がある」と簡単に切り捨ててしまうのは早計だ。1年間の利用を想定した場合、約3.7万円程度で最新AI機能を搭載した超ハイスペックスマホを体験できるのは、非常に魅力的になる。「最新ハイエンド端末の性能を1年間じっくり試したい人」や「Androidのフラッグシップ機を下取り前提で短期的に利用したい人」には、おすすめできるだろう。

 さらに、今後のハイエンドなスマホの進化は、AI技術の発展と密接に関わっていくことになる。これまでのCPUやカメラの性能などがマイナーにアップデートされるのとは異なり、AIを軸とした機能進化になっていくだろう。すると、最新スマホと型落ちスマホでは、スペックだけでなく、AI活用の幅に大きな差が生じる可能性が高くなるはずだ。さらに、端末価格も上昇、あるいは高止まりが続くだろう。

 このような状況下で、常に最新のスマホを使い続けることは、経済的な負担が大きくなっていく。しかし、このキャンペーンを利用すれば、コストを抑えながら最新技術の恩恵を受けることができる。「最新のスマホを常に使いたいが、価格は抑えたい」という人にとって、有力な選択肢となる。

 発売日は2月14日。月額3円というキャッチーな言葉だけに惑わされず、実質的な負担額と、ハイエンドスマホの性能や、最新のAI機能に触れるメリットを考え、自分にとって最適な選択をしてみてほしい。

(文=加藤純平/ライター)

提供元・Business Journal

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