■原料も食感も完全に別物
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(画像=『Sirabee』より引用)
各食材の特徴について、紀文の担当者は「ちくわ はスケトウタラなどの魚のすり身を主原料とし、棒状のものに巻いて焼き上げて作られる魚肉練り製品です。一方、ちくわぶは小麦粉を主原料としており、魚は入っていません。小麦加工品のひとつです」と、説明している。
続けて「つまり、見た目が似ているだけで全くの別物なんです。主原料が違うので、もちろん食感も全く違います」と、その違いを強調していた。
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(画像=『Sirabee』より引用)
形状と名前が似ているとはいえ、食感が全く異なる2つの食材。その違いは、ひと口食べるだけで明らかである。それだけに、一定数の人々が「誤解していた」という事実に、疑問を感じた読者も少なくないだろう。
こちらの背景について、紀文の担当者は「ちくわぶは、主に関東で食べられているおでん種です。そのため他の地域では『食べたことがなければ、実物を見たこともない』という方も時々いらっしゃるので、同じ食べ物だと勘違いされる方もいるのかもしれません」と、推測している。