手榴弾と軽装甲機動車の後継の小型装甲車について陸幕広報に質問していたのですが、回答がきました。

Q1 手榴弾が更新されるという話を聞きましたが事実でしょうか。

⇒手りゅう弾の訓練等での使用状況や残りの保有数を踏まえつつ、必要に応じて 更新してまいります。

以前の大臣会見の質問時は更新はしないという話だったので、なにか心の変化があったようです。

Q2 手榴弾ポーチを支給していないと聞いておりますが事実でしょうか。

⇒手りゅう弾ポーチについては、中央即応連隊、各師旅団の普通科連隊等の部隊 に対して整備しております。各部隊の保有数は、保全上回答を差し控えさせていただきます。

ぼくが聞く限り、普通科のひとたちから手榴弾ポーチは支給されていない、と聞いております。回答はこれと矛盾しており、これは現場での取材を続けます。それに保有数が保全の対象というのは普通の軍隊でありえない発想です。

Q3 小型装甲車ですが、候補2つとも落とされ仕切り直しと聞いております。その理 由を教えていただけますか。また、担当部署に取材できますでしょうか。

⇒お尋ねの小型装甲車は、現在、陸上自衛隊で研究開発している「次期軽装甲機 動車」の取得にかかる事業と認識しております。次期軽装甲機動車」に係る試験等は、現在も継続して実施しております。なお、具体的な試験等の状況は、今後の事業推進に影響を及ぼすことから、回答を差し控えさせていただきます。

これは他国であれば公開する内容です。税金を使って選定して、トライアルを行った候補が全部不採用だったというのであれば、陸幕と装備庁には相応の説明責任があります。

この回答であれば、それが事実だか検証のしようがなく、最終的な候補が決まって予算を要求されて初めて納税者は知ることとなります。以前のコマツの8輪装甲車の不採用は公表したのですから、これが事実であれば公表すべきです。

【本日の市ケ谷の噂】 ウクライナとガザでの戦闘から洗練された戦闘外傷救命の教育プログラムであるITLS High Thretコースを日本国内でも開催する動きもあるが、アメリカ本部で受講したことが無く、国際会議にすら出席していない清住哲郎防衛医大教授が主催するので、現行の救急法を民間人に教える程度の内容に小さくまとまり、自衛官の救命には役に立たないばかりか大きく後退する、との噂。