もう一つは、自衛隊がカルト宗教のような独善的で他責思考の組織だからです。
いじめやパワハラ、セクハラが蔓延しており、改善や提案をすると余計なことをするなといじめられて、追い出されます。
そのような陰湿で閉鎖的な文化を改善しようと努力もせず、悪いのはマスコミや政治だ、国民だと他人のせいにする。それは昔とちがってSNSなどで知る人が増えているので、「騙されて」隊員になる若者が減っており、またさっさと退職する隊員が増えているわけです。
更に申せば陸自では兵隊が足りないと言いつつ、銃剣道というOB利権のチャンバラごっこを専業で隊員にやらせているわけです。これで隊員増やせというのは世の中舐めています。しかもそのOB利権の維持の銃剣道大会の成績が部隊長の評価に関わってくる。更にその隊員に道具一式を押し売りする。やめる隊員が増えるのはあたりまえです。
ちょっと前まで陸自でトイレットペーパーやコピー紙をカネがないからと自腹で買わせていましたが、空海自衛隊ではそんなことはありませんでした。単に陸自が無能で、予算配分が歪んでいるからです。こういうことも外部から批判されて渋々と直していく、そういう組織に志願しようという若者が減るのは当然です。
陸自の元偉い人たちはこういう事実を隠蔽して、根性論や他責思考で部外者にせいにするから信用されないのです。
また、高等教育・研究機関でも国際情勢教育、軍事教育がなされていないことの影響が如実に表れている。
教育のみならず、日々国内外情勢について報道しているメディアの責任も大きい。占領下のプレスコード等に端を発する、メディアの反国家、反体制、反軍という偏向は今も継承されている。
こうやって全部悪いのは他人だというわけです。確かに教育機関の軍事教育の欠如は問題ですが、それと隊員の募集難は別でしょう。
わいせつ被害後も加害隊員の接触禁じず元空自女性隊員が国を提訴