突如発症した記憶障害により、毎日「初対面」のように家族と向き合わなければならない女性がいる。ネシュ・ピレイ(34)はある日、昼寝から目覚めた後、記憶が17歳の状態に戻ってしまい、パートナーのヨハネス・ヤコペ(32)や幼い娘の存在すら思い出せなくなったのだ。
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記憶が毎日リセットされる生活
この現象は映画『きみに読む物語』や『50回目のファースト・キス』を彷彿とさせるものだ。ネシュの記憶は短時間でリセットされ、1分ごとに記憶が消えていく状態にあった。しかし、時間とともに短期記憶の保持時間が延び、現在ではより長い間、新しい記憶を保持できるようになった。2024年には息子を出産し、夫や子供たちの存在を認識できるまでに回復している。
ネシュはAmazonと提携し、自身の体験を記録したドキュメンタリー『50,000 First Dates(5万回のファーストデート)』を制作。記憶障害と共に生きる日々のリアルな姿を映し出す。
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(画像=画像は「Amazon」より.『TOCANA』より 引用)