「めんどくさいし、今日はお風呂いいや… 」と思ったことはありませんか?
シャワーや入浴を度々すっぽかす人は少なくありませんが、やはり上には上がいます。
歴史を振り返ると、お風呂に入らない生活を何十年も徹底し続けた人物が何人かいるのです。
今回はそうした人たちの奇想天外なエピソードを紹介します。
それに加えて、お風呂にまったく入らないとどんなリスクがあるのか、逆にお風呂に過度に入りすぎると何が起きるのかも解説していきます。
目次
- お風呂に入ることをやめた3人の奇人
- お風呂に入らなくなると何が起きる?
- お風呂に入りすぎることも問題
お風呂に入ることをやめた3人の奇人
その1:世界一汚い男「アモウ・ハジ」
イランに暮らしていたアモウ・ハジ(1928〜2022)は「世界一汚い男」として有名でした。
彼は青年期に恋愛で数回失敗し、その頃から孤独で奇怪な生活を送るようになりました。
そして1954年に風呂に入ったのを最後に、「水と石鹸は病気の元である」「風呂では滑って死んでしまう可能性がある」という考えのもと入浴を完全にやめてしまいます。
それ以来、50年以上もお風呂に入ることはありませんでした。
その結果、彼の体は泥や灰で覆われ、皮膚自体が乾いた土のようになってしまったのです。
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またアモウ・ハジは食生活も変わっており、ヤマアラシの腐った肉を主食とし、タバコのパイプには動物のフンを詰め込み、そこに火をつけて煙を吸っていました。
しかし彼が有名になった晩年に、社会的な圧力に屈して半世紀以上ぶりに入浴する羽目に。
ところがその直後から体調を崩し、数カ月が経った2022年10月に94歳で亡くなっています。
「お風呂に入ったことが原因だ」とも指摘されますが、その科学的証拠はなく、94歳という年齢から老衰の可能性が高いと見られています。