ラインの出が止まったら、魚がアタっているか海底に着いた合図なので、試しにすべて竿をあおってアワせてみる。また、底に着く前のフォーリング中に、ゴンとかゴゴゴッと生命反応を感じたり、急にイトフケが出たら素早くリールを巻きながら竿を上げてアワセを入れる。
魚ならグググッという引き込みがあるので、動きに合わせて慌てずゆっくりリーリング。水面では、シーバス特有のエラ洗いと呼ばれる首振り動作でルアーが飛んでくることが多いので注意し、なるべくネットですくってもらう。
底に着いただけなら、そのままタダ巻きのノーアクションで指示ダナの少し上まで誘ってみる。巻き取り中のアクションにはさまざまな方法があるが、慣れないうちは「自然に落として、巻き上げる」だけの繰り返しで十分釣れる。
まずは基本を覚えよう
最近のジグは、「タダ巻き」と呼ばれる竿でのアクションを加えないパターンでも食わせのアクションを演出できるタイプが多い。はじめはルアーを信じて「落として巻く」を繰り返し、巻きのスピードに変化をつけて試してみる。ポイントに着いてからの1投目は、特に活性の高い魚が食ってくることが多いので集中したい。
今回は基本的なタックルと釣り方だけを紹介した。タックルに関しては、本紙協定店のほとんどが貸し竿やリールが完備され、釣れ筋のルアーも販売していると思うので、まずは船宿に確認しよう。
東京湾の最大ターゲットのルアーゲームを楽しんでほしい。

<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年1月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。