■そもそも『ボーボボ』って何だ?
『ボボボーボ・ボーボボ』(以下、ボーボボ)は、00年代に『週刊少年ジャンプ』にて連載していた同名の漫画を原作とするアニメ。
そのストーリーは、マルハーゲ帝国に支配された西暦300X年の未来の地球を舞台に、人類を丸坊主にすべくマルハーゲ帝国が結成した「毛狩り隊」から、人類の髪の毛の自由と平和を守るため、鼻毛真拳の使い手である主人公・ボーボボと仲間たちが戦う…というもの。
こうして文章にすると、要所要所によく分からない単語が使用されているも、少年漫画らしい熱さとギャグがウリのバトル漫画にも感じられる。
しかし、その実態は「混沌」(カオス)の一言。大筋のプロットとしては、ボーボボと仲間たちが幹部クラスの強敵を相手に、奇想天外な言動、通常のバトル漫画の概念から大きくかけ離れた必殺技、ボケの数に対して明らかにツッコミの数が足りていないギャグを用いて交戦・撃破していくというもの。
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(画像=『Sirabee』より引用)
だが、そのギャグの大半は一般人の理解を大きく超えた「ナンセンス」なものであり、第1部の連載が終了して20年が経過した現代においても、人類の理解が及ばない「伝説の作品(奇書)」として評価されている。
参考までに、「東映アニメーション作品ラインナップ」に掲載されているアニメ「第12話 ぷるんぷるんしてる強敵出現! その名はところ天の助!」のあらすじを紹介しよう。
「ボーボボたちは田舎へ帰省していた。まごころ込めて植えた割り箸畑から、メルヘンチック遊園地が獲れたが、それは毛狩り隊Aブロック基地となっていた」というもので、こちらの内容には何一つ偽りは無い。ただ「意味が分からない」だけである。
ネット上には、このアニメ放送にまつわる数々の都市伝説が存在し、まずはこれらを紹介したい。