■「スポンサー無しで放送」は真実か
こうした評価を受け、全国の『ボーボボ』ファンは大激怒…と思いきや、「ストーリーに脈略もない」「これほど理解不能な番組は初めて」など、非常に的を射た的確な内容につき、ファンも「おっしゃる通り」と、認めざるを得なかったのだ。
そしてこれらのエピソードに加え、アニメ『ボーボボ』を伝説の域にまで引き上げているのが、スポンサーに関する都市伝説である。
その内容は「放送後半の半年間はスポンサー無しで放送を続けていた」「スタッフやキャストのポケットマネーで番組を作った」「テレビ朝日が単独でお金を出して作ってたら株主総会で株主達から叱られてようやく終わった」といったもので、番組制作にかかる費用の大きさ等を考慮すると、非常に胡散臭いもの。
しかし「『ボーボボ』なら、ひょっとして…」と思わせてくれるのが、同作のすごいところである。
そのため、フジテレビ番組の「スポンサーゼロ」という状態を受け、ネット上では「ボーボボは半年間、スポンサーゼロだったんだぞ」「ボーボボって本当にすごかったんだな」といった再評価の声が相次ぐ事態となったのだ。