車を買い替える際、「新しいモデルはどれだけよくなっているのだろう」と楽しみに思う人は多いでしょう。走行性能や安全装備など、進化した技術に期待してしまいますよね。

しかしその一方で、どうやら「同じ車種の同じモデルに何度も乗り替えている」というオーナーもいるようです。

「せっかく買い替えるのに、どうして新型を選ばないの?」と思ってしまいますが、一体どのような理由があるのでしょうか。実際のオーナーに聞いてみました。

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いつも「3年おき」に乗り替えるので…

いつも「3年おき」に乗り替えるので…

その買い替えって意味あるの?モデルチェンジを待たずに同じモデルを購入した人たち…その理由に「なるほど~」
(画像=@thanksforbuying/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

同じ車種に乗り替えるにしても、通常は「その車種がモデルチェンジしたら乗り替える」という形が一般的でしょう。これに対し、性能や装備がほとんど変わらない「同じモデル」に乗り替える意味はあるのでしょうか。

同モデルのアルファードを2回買ったことがあるという男性は、次のように話します。

「今は現行のヴェルファイアに乗っているんですけど、この前にはアルファードの先代モデルを2台乗り継ぎました。毎回残クレで買っているので、3年で乗り替えているんですよね。今のヴェルファイアも、期間が終わったら同じように買い替えると思いますよ。

残クレが高くつくのはわかっていますけど、ディーラー側は上客扱いしてくれますし、乗り替えの話も適切なタイミングで提案してくれるので、そういう見えないメリットもあるんじゃないですかね」(40代男性)

残クレとは「残価設定型クレジット」の略であり、あらかじめ「契約期間が過ぎたあとの買取額」を算定し、それを購入金額から差し引くというローン形式です。

スマートフォンの2年返却プランのように、契約期間が過ぎたあとの「車両返却」を前提とした契約ですが、月々の支払額を抑えられることから利用者を増やしているといいます。

上のお話では「3年契約」を基本としているため、この方の場合には「3年ごとに車を買い替える」というのがパターンになっているようです。このようなケースでは、たしかに「同じモデルへの買い替え」という例も増えそうですね。