機能性と贅沢を兼ね備える上質なインテリア
オフローダーとしての機能性とラグジュアリーモデルの贅沢さが融合する「Gクラス」のインテリアは、各部にいずれも質感の高い上質な素材が用いられ、伝統の助手席側グラブハンドルも継承していて、エクステリアのヘッドライトを想起させるデザインの丸型エアアウトレットが採用されています。
さらに、タッチスクリーン式メディアディスプレイによる最新世代のMBUX(Mercedes-Benz User Experience)やマルチファンクションステアリングホイール、キーレスゴー、ステアリングヒーター、ワイヤレスチャージング(フロント)、温冷機能付カップホルダー(前席)、ハイクオリティオーディオとして定評のあるBurmester®3Dサラウンドサウンドシステムも標準で装備されていてメルセデス・ベンツの最新機能が満載と言えます。
また「G 580 with EQ Technology Edition 1」は従来からの特徴的なデフロック機能のスイッチ周辺が再設計され、“G-TURN”や“G-STEERING”の起動スイッチが新たにレイアウトされています。
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パワートレインとモデルラインアップ
現在、日本で販売されている「Gクラス」のラインアップには3モデルが存在しています。まず、「G 450 d」は最高出力367PS、最大トルク750N・mの3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン〔OM656M〕に20PS(15kW)、最大トルク208N・mのISG(Integrated Starter Generator=マイルドハイブリッドシステム)と、定評のある9G-TRONIC(9速トランスミッション)が組み合わせられ搭載されていて車両重量は2540kg〔※AMGラインパッケージ=2560kg〕、メーカー希望小売価格(税込)は1824万円からです。
続いて、(Mercedes-AMG)「G 63」は、最高出力585PS、最大トルク850N・mの4.0L V型8気筒(ガソリン)ツインターボエンジン〔M177〕に「G 450 d」と同じ20PS(15kW)、最大トルク208N・mのISGとAMGチューンの9G-TRONIC と言えるAMGスピードシフトTCT 9速トランスミッションが組み合わせられ、車両重量は2570kg、メーカー希望小売価格(税込)は2820万円からです。
ちなみに「Gクラス」のエンジン搭載モデルの排気管(マフラーエンド)は、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(平成14年国土交通省告示第619号)等の一部改正に伴う改正(2017年)以前は、開口部が車両中心線に対して30度を超えないという規定であったため、日本向けオリジナルの専用品(後方側へ傾けることで開口部が30度を超えない)でしたが、現在は改正によってサイド出しマフラーへと変更されていて、ある意味では以前の方が日本向けのオリジナル度が高かったと言えるかもしれません。
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そして、「G 580 with EQ Technology Edition 1」はBEVで最高出力587PS、最大トルク1164N・mの4輪独立式モーターが2速のトランスミッションと制御システムによってeATS(電動パワートレイン)を形成しており、116kWhの大容量リチウムイオンバッテリーが搭載されることで車両重量は3120kg、メーカー希望小売価格(税込)は2635万円からです。
車両重量がBEV化によって大幅に増えてはいるものの、合計216個のセルが12のモジュールに収められたバッテリーは、泥や水の侵入を防ぐためにねじり剛性に優れたケースに収められ、それらを強固に守る専用の“アンダーボディプロテクション”も装備され、強化されたスチール製ラダーフレームに組み込まれることによって、車両の低重心化が図られ、車体剛性も大幅に高められ、激しいオフロード走行を可能にしています。
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