イギリスの家屋は基本的にレンガや漆喰で作られていますが、古い家の壁は厚みがあり、断熱性能が高い場合があります。一方、新しい家はコスト削減のため壁が薄く、窓も小さいため断熱性が低いことが多いです。また、人工素材やプラスチック製の建材が多用されることで耐久性にも課題が生じています。
職人の費用も高額で、優秀な職人を雇うためには時給数万円を超えることもあります。ただし、イギリスでは職人の資格やスキルが明確に規定されているため、信頼できる職人を選びやすい仕組みがあります。これにより、家の売却時に工事内容が問題になることを防ぐ効果もあります。一方、日本ではこのような仕組みが整っていない場合もあり、施工の質にばらつきが生じることが課題です。
不動産価格についても、地域や物件によって大きく異なりますが、コロナ禍以降さらに値上りしています。良い物件を購入できる人とそうでない人との格差が広がっています。また、新しい家は断熱性が低いことも多く、古い家のほうが、結果的に住み心地が良い場合が多いです。ただし、古い家を購入する際には修繕やメンテナンスの必要性が高い点にも注意が必要です。
――本日は長時間ありがとうございました。
(了)
【インタビュー】
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