火星探査と植民計画—スペースXの挑戦
火星における「人工的な構造物」の発見は科学的に否定されたものの、火星探査の夢は今も続いている。
スペースXは、今後20年以内に火星に自給自足の都市を建設する計画を掲げている。しかし、マスク氏自身も認めるように、最初の有人探査ミッションは極めて危険なものとなる。
火星植民計画のカギを握るのが、スペースXが開発する「スターシップ」だ。この完全再利用型の超大型ロケットが成功すれば、2026年に無人探査機を火星に送り、2028年には人類初の有人火星ミッションを実施する可能性があるという。