「猫の箱」現象—正方形の謎の正体
しかし、この画像の驚きはすぐに冷静な視点によって打ち消された。
別のユーザー、ジェイ・ドゥークがアリゾナ州立大学の公式データベースからオリジナルの未加工画像を共有し、以下のように説明した。
「これが公式画像のリンクだ。この画像の幅は約3kmあることを忘れないでほしい」
比較すると、拡散された画像はコントラストや彩度が調整されており、あたかも人工的な構造物のように見えるよう加工されていたことが明らかになった。この現象は10年以上前から「猫の箱(Cat Box)」と呼ばれており、火星の地形に対する誤解の一例として知られている。
科学者たちは、こうした錯覚の原因として「パレイドリア(Pareidolia)」という心理現象を挙げている。これは、人間がランダムな形状の中に既知のパターン(顔や建物など)を見出してしまう現象である。
この例として有名なのが、1976年にNASAのバイキング1号が撮影した「火星の顔(Face on Mars)」である。最初は人の顔のように見えたものの、後の高解像度画像では単なる風化した岩山であることが判明した。

(画像=画像は「Portal Vigília」より,『TOCANA』より 引用)