これまで効果測定が難しいながらも商習慣として続いてきたテレビ広告モデルに対し、今回の騒動が大きな変革の契機となるかもしれません。
確かに今回のフジテレビのCM自粛で一番大きいのはCMの費用対効果が薄いと広告主が分析出来た場合。全てのテレビ局に対してCM出稿予算が激減する可能性が。効果測定が難しいながら商習慣で続いていたモデルに強烈なメスが入る機会になり得る。逆にここで代替モデルを出せたらピンチはチャンスにもなる。
— CEOセオ@連続起業家兼アーティスト (@ceo_01music) January 21, 2025
当然ながら、反論もあります。CMの費用対効果についての議論は必要ですが、ここ数週間のCM変更によるPOS(販売時点情報管理)データを見ても、正確な効果を判断することは難しいと思われます。
今回の問題を契機にテレビCMの費用対効果にも改めて関心が集まってしまいました。フジテレビによると、テレビCMは直接的な販売促進にはつながりにくいものの、ブランドイメージ向上や求人活動の一環として一定の価値があるとしています。
テレビCMの広告効果とは。費用対効果を高める3つのコツ フジテレビ
しかし、そもそもテレビCMの費用対効果が見合わず、撤退のタイミングを見計らっていた企業が多いとすれば、問題が解決してもCMの出稿は容易には戻らないかもしれません。
企業がフジテレビにcm出稿しない理由が倫理的なものであれば問題が一定解決すればcmは戻るでしょう。そもそもテレビcmが費用対効果見合わなくて撤退のタイミング見計らっていたとしたら問題が一定解決してもcmはなかなか戻らない。私は後者のような気がします。
— 真鍋雅史(嘉悦大・大阪大) (@MANABEMasashi_L) January 29, 2025