28日に起きた埼玉・八潮市の陥没事故の復旧作業が難航しています。消防は、転落した男性を救助するため、穴の中に重機を投入する方針を決定し、そのためのスロープを設置する工事に着手しました。事故現場は八潮市役所から約300メートルの交通量の多い交差点で、警察は周辺道路の通行を規制しています。
【道路陥没から3日…救助活動は難航】
2つに分かれていた穴は、30日未明に結合し、巨大な1つの穴となりましたその後も崩落は続き、陥没の範囲は広がり続けています
▼“新たな被害”も発生穴の中にある雨水管とみられる位置からは、滝のような勢いで水が流れ出しています… pic.twitter.com/iawYWzXiqJ
— 報道ステーション+サタステ (@hst_tvasahi) January 30, 2025
28日午前、埼玉県八潮市の交差点で道路が陥没し、男性が乗ったトラックが転落しました。消防によると、男性は呼びかけに応じていますが、運転席が土砂に埋まっており、壁面の崩落が続いているため、救助は難航しています。
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現場のようす NHKより
埼玉県によると、陥没の原因として、下水道管の腐食により地中に空洞が生じていた可能性があるとみて調査を進めています。1983年から使用されている下水道管は、2021年度の定期調査では深刻な腐食は確認されていませんでした。しかし、下水道管の腐食によって穴が生じ、そこに土砂が流れ込み空洞が拡大し、車両の重みに耐えきれず道路が陥没した可能性があるとのことです。また、下水に含まれる有機物から発生した硫化水素が硫酸となり、管を溶かした可能性も指摘されています。
埼玉 八潮 道路陥没 救助難航 “下水道管破損原因可能性” #首都圏NEWSWEB Rwjwrn8hPg Rwjwrn8hPg
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) January 28, 2025