2023シーズンは前半戦を黒星わずか2つの2位で折り返すも、後半戦に失速し6位で終えていた名古屋グランパス。さらに上位を目指すべくスタートした2024シーズンだったが、開幕から3連敗と先行きが不安な立ち上がりとなった。第4節からは3連勝を含む6戦無敗と持ち直したものの、安定した戦いを続けることはできず最終的に11位と2019シーズン以来となる二桁順位でシーズンを終えた。リーグ戦の順位は不本意なものとなったが、YBCルヴァンカップでは2021シーズン以来となる優勝を果たしており収穫のある1年だったとも言えよう。
そんな名古屋では、守備陣から多くの戦力が流出した昨冬とは異なり、今冬は主力のほとんどがチームに残留している。さらに新加入選手の顔ぶれからも期待が膨らむ冬を過ごしていると言えよう。ここでは、名古屋の今冬補強について各ポジションごとにA~Eの5段階で評価していく。
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GK(ゴールキーパー)/DF(ディフェンダー):評価B
IN
- GKシュミット・ダニエル(KAAヘントより完全移籍)
- DF宮大樹(アビスパ福岡より完全移籍)
- DF佐藤瑶大(浦和レッズより完全移籍)
OUT
- GKランゲラック(メルボルン・ビクトリーFCへ完全移籍)
- DF井上詩音(ベガルタ仙台へ完全移籍)
- DFハ・チャンレ(大田ハナシチズンへ期限付き移籍)
守備陣では、7シーズンにわたって名古屋のゴールを守ってきたGKランゲラックがオーストラリアのメルボルン・ビクトリーFCへ移籍。2018シーズンに加入して以来、毎年30試合以上に出場してきた守護神の移籍を寂しく思うファンやサポーターも多くいることだろう。また、昨季の新戦力であったDF井上詩音とDFハ・チャンレもチームを離れた。