100年の鉄道の歴史を伝える駅として国の登録有形文化財に指定されています。

この駅に来て見逃すことができないのは柱にできたこの穴。昭和20年7月30日、この近くに造られた機関車整備場が完成したのを待って米軍による機銃掃射があり、その際に同駅も大きな被害を受けました。空襲の凄まじさを今に伝える貴重な遺産となっており、空襲を受けても今に遺る逞しさを感じさせてくれます。

明治から昭和初期に建てられた木造駅舎の残る駅を3つご紹介しました。いずれも山中の寒村にひっそり佇む駅ですが、100年が経った今も地元の方の旅の玄関口としてその役割を担っています。

時空を超えて今も生き続けるどこか懐かしさや暖かみを感じる木造駅舎を訪ねに旅に出かけてみるのもいいともいます。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2025年1月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。