「1個だけすごいのおった」と投稿したのは、和歌山の梅干製造問屋「梅樹園」の公式Xアカウント。

 そこに写っていたのは、塩の結晶をまとった1粒の梅干し。表面には、まるで宝石を散りばめたような美しい結晶がびっしりと付いていました。

 塩の結晶のおかげで周りの梅干しよりもキラキラ輝いて見えるこの一粒。コメント欄には「女王梅だ!」「梅干し界のアイドル」といった声が寄せられ、まさに“レアアイテム”として注目されています。

 梅干しに塩の結晶が付くことはよくあることなのでしょうか?「梅樹園」の公式Xアカウント担当者に話を聞いたところ、こうした現象は非常に珍しいとのこと。また、塩の結晶が味や加工に影響を与えることもなく、見た目だけの特別な存在だといいます。

塩の結晶で輝く女王梅!梅干製造問屋も驚いた奇跡の一粒
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 ちなみに、梅干し作りは「梅の塩漬け」→「天日干し」という工程で進み、今回の写真は塩漬け後の状態とのことです。担当者は「詳しい原理は分かりませんが、小学生の時に実験する“ミョウバンの結晶づくり”のようなことが起きているのだと思います」とコメント。高塩分の液体が蒸発する過程で偶然形成されたのではないかと推測されます。

 塩の結晶に包まれたこの梅干し。一粒の中に秘められた偶然の美しさが、私たちの目を楽しませてくれるだけでなく、梅干しの奥深い世界を感じさせてくれる一例かもしれません。

<記事化協力>
(株)梅樹園 公式X(@Baijuen_Umebosi)

(佐藤圭亮)

提供元・おたくま経済新聞

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