但し、この分野に特別何か悪いことが起きているようには映らないので、今後の動向としては、米小売売上高、ISM非製造業景気指数、レストラン業績指数(Restaurant Performance Index)などの各指標を細かく見ていくほかないだろう。

※ レストラン業績指数(Restaurant Performance Index)は100を基準とし、100を超えると拡大期にあることを示す。この指数は景気の波を的確にとらえているように見える。

なお、レジャー・宿泊・飲食部門は、雇用統計年次改定の暫定値で15万人(1.2万人/月)の下方修正が見込まれているため、現在発表されている雇用者数を押し下げる形となる(以下グラフは再掲)。

(次回:米国雇用:業種別分析③「建設」)