現在のルールですと、リボルバー(回転式拳銃)のシリンダー(弾倉)に1発だけ銃弾を装填し、シリンダーを回転させて弾がどの弾倉に入っているか分からなくします。
ゲームには2人ないし3人以上が参加し、銃口をこめかみに押し当てた状態で引き金を引きます。
弾が発射されなければ次の人に渡し、誰かが弾に当たるまで続けられます。
一般的なロシアンルーレットでは6連発式のものが採用されているため、弾に当たる確率は1発目が16.7%、2発目が20%、3発目が25%、4発目が33.3%、5発目が50%、そして6発目が100%で確実にゲームオーバーです。
ロシアンルーレットが過去の歴史の中で実際に行われたかどうかは判然としていません。
一部の研究者は最初の説やサーデズの作中にあるように、ロシア軍内で似たようなゲームが行われた可能性を指摘していますが、サーデズの小説以前にロシアンルーレットの存在を証明するものはありません。
ただサーデズの創作だったにせよ、その劇中で描かれているように、発祥の地として「ロシア」が関係していることは間違いないようです。
ところが小説家のフィクションから世に広まったロシアンルーレットはその後、現実世界の人々を死に引きずり込む危険なゲームとして猛威を奮っています。
ロシアンルーレットによる死亡者が後を絶たない
ロシアンルーレットがサーデズによる創作だとすれば、これは単なるフィクションに過ぎませんが、現実にはこの死のゲームを実行する人が後を絶ちません。
特に「究極の度胸だめし」という魔力に魅了される人が相当数おり、有名な事件としては1954年にR&B歌手のジョニー・エース(1929〜1954)が演奏の合間の休憩中にロシアンルーレットをして死亡しました。
アフリカ系アメリカ人の黒人解放運動の指導者だったマルコムX(1925〜1965)も若い頃にロシアンルーレットを実行したことがあると告白しています。